気になる日本の祭り5―青森県の「ねぶた祭り」

青森県の「ねぶたないしねぷた祭り」

 有名な青森県のねぶた祭りは、青森の各地方にありますが、やはり青森市と弘前(ひろさき)そして五所川(ごしょがわら)原のものがなんといっても圧巻(あっかん)のようです。

それでは、さっそく「青森ねぶた祭り」から見てみましょう。

青森地方の明かりを灯した巨大な灯籠(とうろう)を山車(だし)に乗せて練り歩く「ねぶた祭り」は仙台の七夕(たなばた)祭り、そして秋田の竿燈(かんとう)祭で「東北三大祭り」と言っています。

ねぶたの周りをお囃子に合わせて飛び跳ねるハネトと呼ばれる踊り手が見所のひとつです。

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精霊(しょうろう)送りないし灯篭(とうろう)流しって何?

この7月から8月にかけ青森各地で行われているねぷたないしねぶた祭りは、どうやらこの時期全国各地で行われています先祖の精霊(しょうろう)送りないし灯篭(とうろう)流しと七夕祭りとがミックスした少し変則的な由緒を持っているいます。

元々精霊流しとは一体何かと言うことになりますが、一言で言えば死者の魂を弔(とむら)って送る行事のことです。

もともと8月3日に現世に戻ってきた故人(初盆の人)の霊をお盆が終わる8月15日に再び極楽浄土へ行けるように送り出すための行事なんです。

残された人々が手作りのちょうちんや花などで飾られた精霊船を作ってその船に亡くなった人の霊を載せて「流し場」と言われるところまで運んで行きます 。

このような行事はしかし本来「灯籠流し」という全国的な形のモノを特に長崎や熊本地方の物を「精霊流し」と言っているようです。

故人(特に初盆の人) の霊を送り出すためにお盆のお供え物を川に流す風習なのです。
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青森ねぶたのハネトって何?

青森ねぶたは衣裳を身につければ誰でもハネトになれ参加できるところが魅力です

ただハネトになるには許可は簡単のようですが、その衣装の着付けや費用が少し大変かもしれないですが、もしできたら楽しいでしょうから有志の方は参加されてはいかがでしょうか。

「弘前ねぷたまつり」はいつ?

次に「弘前ねぷたまつり」を取り上げてみま

今年の2019年は8月1日から8月7日までとりおこなわれます。

場所は青森県弘前市。

ここではねぶたではなくてねぷたと言います。

その語源はといいますと、どうやら眠り語源➡眠た流し➡ねむた ➡ねぷたと変化したようです

「眠り流し」というのは、どうやら夏の農家の農作業というのは、朝早くから夕方までとても力仕事で大変で、どうしても睡魔が襲ってくる時がありますから、これを追い払って同時に一切の厄(やく、わざわい)を流すという風習が昔からあったようです。

この弘前地方のねぷた については文献があって、江戸時代の享保(きょうほ)7年(1722)の「御国(おくに)日記」という書物に、弘前の5代藩主である信寿公(のぶとしこう)が「祢(ね)むた」を 高覧したという記録がのこっているからです。

なお青森市ではねぶたと言い、弘前市ではねぷたと言っています。

前の鏡絵の勇姿と見送りと言われる後ろの幽玄な趣を出している「扇ねぷた」それから昔からの派手な「組ねぷた」となんとも賑やかな笛や太鼓の囃(はや)しにはとても趣(おもむき)があります。

2019年の弘前ねぷたまつりは8月1日から7日まで執り行われます

詳しくはネットなどにのっています

大祭り有料観覧席というものもあるようで令和元年は 7月1日より販売しているようですので詳しくは弘前の観光館の方にお問い合わせください

弘前ねぶたの山車を見てみると「朝陽鳳鳴(ちょうようほうめい)」などの文字や武将と鬼、武将と悪人の顔又は武将の勢揃(せいぞろ)い姿などがすべてが迫力のある絵で書かれたものを立体的にしたもので、関東地方でよく見るような人体像とか神様の像のような彫刻的なものではありません。

一方青森ねぶたはコカコーラやじゃがりこやペプシとか、地方のみちのく銀行の山車が出てきたりと色とりどりに青森ねぷたの方が手が込んでて、立体的でまたその移動の動きがとても早いのに驚かされます。

こうした暗闇の中でひときわ目立つその作り物の下の四隅には全国的に有名な会社の広告が目立つように配置されているのも関東の山車には見られない風景だと思います。

中でも目立ったのは最優秀賞の立体武者画像は圧巻でした。

その山車がリズミカルな太鼓の響きとともに回りながら威勢よく進んでいくのです。

また商工会議所会頭賞もこれに続く勇壮な武者絵もとても人の気を引く傑作です。

それを上げたり下げたりまだ回しながら進んでいきます。

金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)、オシラ様、などいろんな神様が回りながら進んで行きます。

それにしてもこの祭りをになっている多くの人達が、これを見る観衆と渾然と混然一体となって醸し出される圧力と熱気とは、自分が小さい頃味わった田舎の神幸祭の懐かしい感情を蘇げえらせてくれた一瞬でもありました。

さらには「月光仮面とサタンの爪(つめ)」と題した山車が出てきた時には、子供達と親とがべちゃくちゃと話しながら大きな歓声を上げてはしゃいでいました。

と思っていると、こんどは女優の有村架純(ありむらかすみ)の大きなパネルの写真がいきなりぐるぐる回りながらのあの愛くるしい笑顔が通り過ぎて行きます。

かと思うと今度は「引越しは日通」という宣伝車も過ぎて行きます。

それからこの山車のスピーディーな動きはどこからくるのかと思って、よくよくみるとどうやら自動車のタイヤのような車を組んで走らせているのではないかと思います。

あまりにもスピーディーで回転するのも早いからです。

またまた今度は「リポビタン」、「ウコンの力」と書かれた宣伝車が歴史的に由緒のある武者姿の間を、また「元禄水滸伝(げんろくすいこでん)」とか風神・雷神像がぐるぐるその周りを回って続いていくのもなんともユーモラスな風景です。

そして唐突に「青森山田学園」という名の山車過ぎて行きます。

そしてとうとう子供達が作った金魚がいっぱい何十匹もぶら下がった「金魚ねぶた」がやってきました。

とにかく楽しいお祭りです。
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五所川原の「立ちねぷた」

ところで、青森のねぷたまつりでも近年その高さがなんと23メートルにも及ぶ五所川原市の立佞武多(たちねぶた)が特に注意をひいています。

「五所川原市立ねぷた」と言われています。

五所川原は津軽第二の都市で、有名な太宰治(だざいおさむ)や歌手の吉幾三の出身地でもあります。

五所川原の「立ちねぷた」

また当地は、これまた有名な津軽三味線発祥(はっしょう)の地でもあるのです。

そして、いつ行っても見られる「立佞武多の館(やかた)」があります

20 メートル の立佞武多を保管し、いつでも見られる施設ですので一見の価値があります。

やはり青森と弘前とこの五所川原のねぶたないしねぷたのツアーには一度は参加してみたいと思います。

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