気になる日本の祭り3-東京浅草神社の三社祭(さんじゃまつり)

浅草神社の三社祭(さんじゃまつり)

三社祭は浅草寺の横にある浅草神社の例大祭のことです。

例大祭(れいたいさい)とはどこの神社にとってもそうなんですが、その神社にとって最大に由緒ある重要なお祭りのことを言います。

普段の時は、この浅草神社より隣の浅草寺にお参りする人が圧倒的に多いと思いますが、したがって、その隣にある 浅草神社はひっそりと規模も小さく見えます。

そもそも、その浅草寺と浅草神社とは神仏混淆時代の明治時代までは、一つのものでしたが明治になって「神仏分離の令」という国の命によって別々になったのです。

ところが、現在ではこの浅草神社の三社祭は、東京だけではなくて日本を代表するお祭りとしてとても盛大に執り行われています。
スポンサーリンク




三社祭のスケジュール

現在は5月の第3週の金・土・日の三日間にわたって執り行われています。

1日目(金):

13時大行列

15時田楽の ぴんさざら舞の奉納

15時30分 各町の神輿(みこし)御霊(みたま)入れの儀

ピン さざら舞 は五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る予祝(よしゅく、前祝いをすること)行事としての浅草神社の独特の神事です。

田植えの予祝の神事を芸能化したものです。

二日目土:

10時 例大祭式典

12時 町内神輿連合渡御

16時 奉納舞踊(神楽殿)

17時 巫女舞宝奉奏(神楽殿)

三日目日:6時 本社神輿各町渡御➡宮入り(夜まで続く)

11時~18時 雷門通りから馬道通りでお庭広場を開催

14時 巫女舞

15時 奉納舞踊

16時 太鼓奏演

宮入後  本社神輿御霊(みたま)返しの儀

以上のスケジュールの中での見どころをお伝えします

奉納舞踊

と、二日目は町内神輿連合渡御があります

南部16ヶ町、東部12ヶ町、西部16ヶ町に分かれて、浅草神社から各町神輿が連なって戻っていきます。

三日目の8時から本社の神輿渡御があります。

一の宮、二の宮、三の宮が南、東、西にわかれて一番町会から出発します。

担ぎ手は各町内の人で、町会から町会へリレーのように本社神輿が渡されて行くのです。

本社神輿渡御は一日中続いて浅草神社に戻るのは、なんと夜の19時頃です。

その後で、最後の締めとして宮入りになります。

この神輿渡御についての詳しいことは、浅草神社奉賛会のホームページを見ると便利です。

それから GPS を利用して、神輿の現在地が Google マップで見られるサービスもあります。

既に見てきましたように、浅草神社の三社祭は5月のけっこう暑い日で、毎年約200万人の人出が予想されています。

写真で見ますように街中が人で溢れています。
スポンサーリンク




浅草神社の三柱の神とはどなた?

ところで浅草神社には三社祭(さんじゃさい)というくらいですから3柱の神様が祀(まつ)られています。

この際ですから少し詳しく申し上げますと、浅草寺の御本尊である観音を元々見つけた人物がまず二人いて、その二人の名前が檜前浜成(ひのくまはまなり)・竹成(たけなり)の兄弟です。

そしてこの観音の御本尊を奉安した土師中真知(はじのなかまち)の三柱です。

よって、一宮、二宮、三宮の3基の神輿(みこし)は「本社神輿」と呼ばれるのです。

この本社神輿とは別に「町内神輿」がなんと100基もあります。

浅草神社の氏子44町会が持っている神輿です。
スポンサーリンク




春祭りの前祝いが秋の実りを実現する

春のお祭りは、なんといっても基本的には予祝(よしゅく、前祝い)の意味合いが元々強い祭りです。

春の時点でとにかく秋の豊作を、前もってそうなるとお祝いして喜んでしまう、それで嬉しい楽しい、ありがたいと前もって激しくお祝いしてしまうのです。

それが春祭りの趣旨なんですね。

そして浅間神社のぎっしり街路を埋め尽くしてし、街路自体が、あたかもサッカーの応援の熱気のような激しさが充満している、日本でも数少ない激しい揉み御神輿(おみこし)です。

この興奮や熱気は現地で味はないと本当には分からないと思いますので、是非一度は浅草のこの最大の三社祭を堪能してみてはいかがでしょうか。

なお、以下に述べることは、三社祭とは直接関係ありませんけれども、元号が変わった5月の10連休の期間中、浅草神社では「平成」「令和」の元号の特別御朱印を用意し、想定を上回る希望者が詰めかけたために、御朱印を受けるまでに長時間並ぶ結果となったようです。

その時、対応に当たっておられた神社職員や巫女に対し、暴言・恫喝(どうかつ)また暴力に近い行為に及ぶ人々がいたそうです。

ある人などは「こっちはお客さんだぞ」と言って食ってかかった人もおられたと聞き及びます。

しかし、お金を払う人はすべて「お客」でしょうか?

「令和元年」の入った御朱印を神社側が強要的に買ってください、と求めているものではありません。

レアだからこそ、とても記念になるものだからこそ参拝の方々もその御朱印を欲しいと思われる方が大勢になったわけで、それをこうした祈りと感謝を捧げる信仰の場で、「お客さん」ずらして怒鳴って要求するのはとても見苦しいように思います。

そういうマイナスマインドではせっかく頂く神の気のエネルギーが消えてしまいます。

これは単なる例えではなく、ほんとうにそういう現象が起こるのです。

そういうわけで、三社祭での令和元年の「特別御朱印」は取りやめとなったようです。

自重したいものです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする