新天皇即位の剣璽承継(けんじしょうけい)の儀ってなに?なんの為にするの?-1

スポンサーリンク

剣璽渡御(けんじとぎょ)の儀の次第とその歴史

剣璽渡御の儀は、今回のように天皇が譲位する時とかまたは崩御(天皇が亡くなられること)の後に、皇位継承者(皇嗣<こうし>)が践祚(天皇の位につく)の際に皇位継承の証(あかし)として剣(つるぎ)と璽(じ、勾玉)を受け継いで新天皇となる儀式のことです。

御神体である剣と璽が新帝の下に自ら動くという建前から「渡御(おでまし)」(神・天皇等が「渡る」ことをいう尊敬語)という表現がとられるのです。

この儀は、新天皇を国民や外国に公にする為の即位の礼とは違い、普通は天皇崩御の直後に行われてきました。

しかし今回は生前の譲位により行われるものです。

平安時代の桓武天皇の時代に定められた儀式(初例は平城天皇)とされますが、平安時代中期以後は践祚直後の「夜の儀式」として行われました

1909年(明治42年)に制定され、戦後廃止された登極令(とぎょくれい)によると、侍従が「奉仕」して「渡御」する剣と璽(じ)及び、内大臣秘書官が捧持する国璽(こくじ、国家の印)と御璽(ぎょじ、天皇の印)を内務大臣が天皇の前にある机の上に置くことが行われていました。

なお、三種の神器のうち神鏡は宮中三殿の賢所の神体であるため、この儀式では動かないのです。

剣璽渡御の儀と同時刻に「賢所(かしこどころ、宮中三殿の一つ)の儀」が行われ、賢所で皇祖天照大御神に対し践祚の旨が告げられます。

今上天皇皇位継承の際の1989(昭和64年)1月7日には、日本憲法の政教分離への配慮から「剣璽等承継の儀」とされ、国事行為たる儀式として、剣・璽及び国璽・御璽を侍従長が新天皇の前にある机に置く短い儀式が、皇位継承後まもなく10時01分より宮殿の正殿、松の間で行われ、テレビでも中継されました。

今回、儀式に加わる皇族は、秋篠宮さま(53)と常陸宮さま(83)の二人です。

皇位継承は男系男子に限るとした皇室典範の規定や、未成年皇族は儀式全般に出席しないとの慣例を踏まえているようです。

スポンサーリンク

新天皇にとってなぜ剣璽承継(けんじしょうけい)の儀は不可欠なのか?

剣璽承継(けんじしょうけい)の儀はなぜ執り行われるのでしょうか?

これも一般にはよくはわかっていないようです。

ただこれが「三種の神器」を表すということはよく分かっていると思います。

ではなぜ三種の神器が、すなわち鏡と剣と勾玉が王権ないし皇位のシンボルとなるのか、という点になると、今一つよくわからないと思います。

無論これが、王権、天皇の位すなわち皇位 の シンボルであることはよく知られてはいます。

しかしなぜこれが王権、皇位のシンボルとなるのかよく分かっていないようです。

和土哲郎といわれる高名な学者でさえも”「三種の神器」が表現しているのは、「統治の道」としての正直、慈悲、智恵であると述べ、それは神皇正統のしるしとして皇位の神聖な源を示すのみでなく、天皇の統治の原理として「人倫的国家」の理想をも示している”などとわかったようなわかっていないような、つまらない見解に終始しています。

太極図

鏡を「太陽で正直の徳」とし、剣を「星で智慧の徳」、勾玉を「月として慈悲の徳」のシンボルのように考える「神皇正統記(じんのうしょうとうき)」の北畠親房(きたばたけちかふさ)もいますが、これも神道・儒教・仏教の徳を取ったいい加減な仮説だと思います。

自分の見解を言います。
三種の神器の秘密とは、陰陽二つの勾玉からなる太極図のこ

三種の神器の太極図

とだと知ればこのことは本当はよくわかると思います。

陰の勾玉と陽の勾玉が実は一つの丸く描く円の中でおさまっている、と思ってください。
いんの勾玉には鏡が、陽の勾玉には剣が、そして勾玉自体がこの鏡と剣をむすんでつないでいるシンボルマークが陰陽勾玉の三種の神器の太極図なのです。

これは、第一には、宇宙を表し、究極の雌雄の原理、イザナキ・イザナミを表し、更なるその究極の秘密とはこの太極図が”I am that I am”の神でもあり、人に関する人と神との関係の究極のカラクリをあらわしているということなんです。

まず第一に宇宙を表しているというお話をします。

陰の勾玉の鏡は太陽を表し、陽の勾玉には、逆さまに建てられた逆鉾の剣が配置されますが、それは地上すなわち地球のシンボルでもあります。

そしてこれを二つの勾玉で結ぶのですが、勾玉の形は月の満ち欠けにも似ていて月のシンボルでもあります。

つまりそれで我々が住んでいる宇宙をシンボライズしているわけです。

イザナキ・イザナミを表しているという意味は、 雌雄・ 男女・陰陽というシンボルでもあるという意味でもあります 。

三種の神器は太陽・地球・月という関係でいえば、日本の神話では、それぞれ天照大御神とスサノオノミコトと月読尊の「三貴神」を表すとも言うことができます。

この三つの神様を”三貴神”というのにはそういう深い意味が込められています。

それはこの三つの漢字で我々の住んでいる宇宙の神を表すシンボルでもあるからです。

以上のような深い意味を宿している三種の神器、すなわち剣璽渡御の儀・剣璽継承の儀は新天皇即位には不可欠な儀礼であると言うことが分かると思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする